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感染症流行情報

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インフルエンザの影に隠れた、こわ〜い感染性胃腸炎

◎ノロウイルスの対処法

感染性胃腸炎は、平成18年(2006年)の秋から冬の全国的なノロウイルス感染症を中心にした大流行により、注目されるようになりました.

ノロウイルスはウイルスが口から入ることにより感染しますが、食物や水に含まれるウイルスだけでなく、患者の便や吐物に含まれるウイルスによる汚染あるいは空気中に舞い上がったウイルスを吸入してしまうことによる、二次的な感染があります。

ノロウイルスによる胃腸炎の主な症状は、下痢、嘔吐、腹痛や軽度の発熱です。通常は2〜3日ほどで回復しますが、乳幼児や高齢者、体が弱っている人などでは脱水や合併症により重症となることがあります。

嘔吐物や下痢便の処理に要注意です。手袋、マスク、メガネあるいはゴーグルを着用し、感染性の廃棄物として、密封状態で運搬・処理する必要があります。処理に使用した用具や嘔吐物周囲は、広めに消毒ことがポイントです。

ノロウイルスは比較的消毒薬に強く塩化ベンザルコニウムは無効、70%アルコールでも完全な消毒はできませんので、200ppm以上(1%程度)の次亜塩素酸ナトリウム(塩素系消毒剤)で処理するか、または加熱消毒する必要があります。

治療には特効薬はなく、脱水予防など対症療法しかありません。有効なワクチンもありません。感染力の強いウイルスですので、集団感染を起こさないようにすることが大切です。

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